【まとめ】ついにジャパニーズウイスキーの定義が誕生!他国の定義と比べてみよう!

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どうも、いもらいです。
2021年2月、ウイスキーに関する重大ニュースが発表されました!
それは、ジャパニーズウイスキーの定義が誕生したことです!!
今回は、2021年2月12日に日本洋酒酒造組合によって制定された、「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」を見ていきます。

実は緩かった?以前の定義とは

世界5大ウイスキーの1つに数えられ、世界の名だたる賞も取っているジャパニーズウイスキーには、定義が存在していませんでした。
基本的に各国では定義付けているのですが、日本では税法上での定義しかなく、他国と比べるととても緩い用件となっています。
・10%以上穀類由来のウイスキー原酒を使用すること
→つまり、90%まではウォッカなどのスピリットを混ぜても良いことになる
トップバリュのウイスキーが当てはまりますね。
WHISKY ALC.37% 商品画像 (メイン)
・熟成年数の制限がない
→1年でも樽に詰めて売れば、ウイスキーとなります。
トップバリューのウイスキーでは、3年樽熟成とアピールされています。
(スコッチだったら、最低限熟成しなきゃいけない年数なんだけどなぁ…)
ウイスキー3年熟成樽仕込み -イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU( トップバリュ)
こんな感じで、世界的にジャパニーズウイスキーは人気になっていくものの、法整備が間に合わず、「ほんとにウイスキー?」と呼べるものが増えていました。
今回、ジャパニーズウイスキーとしての定義付けがされることにより、よりブランド力が増すこととなるでしょう。
それでは、定義についてポイントを見ていきましょう!

新ジャパニーズウイスキーの定義とは?

それでは新しい定義について、以下の順番で説明していきます
①原材料
②製造
③貯蔵
④瓶詰

①原材料

 原材料は、麦芽、穀類、日本国内で採水された水に限ること。
なお、麦芽は必ず使用しなければならない。
原材料は、麦芽、穀類」というところはイメージしやすいですね。いわゆるモルトやグレーン(とうもろこし等の穀類)を使用することが定められています。なお、麦芽を必ず使用しなければいけないので、100%のグレーンウイスキーは、定義から外れてしまいますね。
※有名なグレーンウイスキーと言えば、サントリー「知多」が挙げられますが、原材料にモルトが入っているので、定義内とされます。
水に関しては、日本国内のものを使用すること。国内のほとんどの蒸溜所では、作業に使われている水を蒸溜所近くの水源から引いているので問題ないと思います。
水に関しては国産と定められていますが、麦芽、穀類については海外産のものも認められます。
そもそも、大麦の自給率は9%であり、輸入しないとウイスキー造りが出来ないという(^_^;)
イチローズモルトで有名な秩父蒸留所や、静岡県のガイアフローでは、一部国産大麦を使用していますが、100%国産の大麦で造られるウイスキーはないですね。

②製造

 糖化、発酵、蒸留は、日本国内の蒸留所で行うこと。
なお、蒸留の際の留出時のアルコール分は 95 度未満とする
つまり、国外の蒸留所で製造した原酒をブレンドしたウイスキーは、ジャパニーズウイスキーとは認めませんよってことですね。

③貯蔵

  内容量 700 リットル以下の木製樽に詰め、当該詰めた日の翌日から起算して 3 年以上日本国内において貯蔵すること。
ここで、貯蔵年数が3年以上と指定されています。3年はスコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、カナディアンウイスキーと同じですね。

④瓶詰

 日本国内において容器詰めし、充填時のアルコール分は 40 度
以上であること。
ここまで、糖化〜瓶詰まで全て国内で行うことが定義されています。
国内大手メーカーでは、以下のブランドが定義に入ります。
●サントリー
「響」「山崎」「白州」「知多」「ローヤル」「スペシャルリザーブ」「オールド」「季(TOKI)」
ニッカウヰスキー
「竹鶴」「余市」「宮城峡」「カフェグレーン」
キリン
「富士」「蒸留所限定ウイスキー」
日本洋酒酒造組合に加盟しているメーカーという制限はありませんが、思ったより少ない印象ですね。おそらくは熟成年数の少なさや、国外の原酒をブレンドしていることが考えられます。

他国の定義とは?5大ウイスキーの定義をまとめてみた

ここまで、ジャパニーズウイスキーの新定義について説明してきました。
それでは、日本以外のウイスキーはどのような定義付けがされているのでしょうか。
①スコッチウイスキー
②アイリッシュウイスキー
③アメリカンウイスキー
④カナディアンウイスキー
以上、4つの定義を見ていきましょう。

①スコッチウイスキー

スコットランドの旗
・原料は水とイースト菌と大麦麦芽など穀物のみを使う
・糖化から発酵、蒸留をスコットランドにある蒸留所で行うこと
・蒸留所のアルコール度数は、94.8度以下
・容量700ℓ以下のオーク樽に詰め、スコットランド国内の倉庫で3年以上熟成させること
・瓶詰めする際に認められている添加物は水と、色調節のためのカラメルのみ
・瓶詰めをする際のアルコール度数は最低40度

②アイリッシュウイスキー

アイルランドの国旗
・原料は穀物類
・麦芽に含まれる酵素により糖化し、酵母の働きで発酵させること
・蒸留じのアルコール度数は94.8度以下
・木製樽に詰め、アイルランド共和国または北アイルランドにある倉庫で3年以上熟成させること

③アメリカンウイスキー

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・穀物類を原料とする
・アルコール度数95度以下で蒸留する
・オーク樽で熟成させる
・アルコール度数40度以上で瓶詰めする

④カナディアンウイスキー

カナダの国旗 | 意味やイラストのフリー素材など – 世界の国旗 | 世界の国旗
・穀物または穀物由来の原料のもろみを、麦芽などのジアスターゼで糖化し、酵母により発酵させた飲用の蒸留液
・700ℓ以下の木製容器で3年以上熟成させること
・糖化・蒸留・熟成をカナダで行うこと
・瓶詰め時のアルコール度数は最低40度
・カラメルまたはフレーバリングを添加しても良い
以上、他国の定義を見ると「自国で製造〜熟成(3年以上)」「700ℓ以下の木製樽で熟成する」など、世界のスタンダードがジャパニーズウイスキーに適用されたイメージです。

まとめ

今回は新しく誕生したジャパニーズウイスキーの定義を紹介してみました。
定義が作られることによって、ジャパニーズウイスキーと名乗れるお酒が減ってしまうことも考えられます。特に、原酒の製造量が少なく、国外の原酒を使用せざるをえない、地ウイスキーは厳しいかもしれません。
しかし、しっかりと定義付けがされることによって、さらにウイスキーの質が上がり、ジャパニーズウイスキーとしてのブランド力の向上に結びつくことでしょう。
これから、「ジャパニーズウイスキー」が始まっていくと言えるでしょう。
その他
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いもらいふ~ウイスキー備忘録~

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