どうも、いもらいです。
私の記事を読んでいただいている方は分かりますが、スコッチウイスキーとジャパニーズウイスキーに偏りがちです(笑)
スコッチと言ってもハイランドやアイラなどキャラクターが豊富なので、飽きないんですよねー。
自分の中の見識を広げていくため、あまり飲んでいないアイリッシュウイスキーであるジェムソン スタンダードのレビューをまとめました。
基本情報
種類 | アイリッシュウイスキー(ブレンデッドウイスキー) |
アルコール度数 | 40度 |
価格 | 1800円 |
アイリッシュウイスキーとは
世界五大ウイスキーと言えば、スコッチ・アイリッシュ・アメリカン・カナディアン・ジャパニーズですが、スコッチやアメリカンと比べると影が薄いのが「アイリッシュ」だと思います。スーパーや酒屋の品ぞろえを見ても、他のウイスキーと比べると、数が少なくマイナーな印象ですね。
そんなアイリッシュウイスキーですが、実はウイスキーの発祥地とも言われています。
イングランド2世がアイルランドに侵攻した際に、蒸留酒である「ウスケボー」についての記載が残っていて、12世紀~13世紀には蒸留酒が一般化されていたとあります。
アイリッシュウイスキーとして産業として確立していくのは、18世紀以降であり、スコットランドと生産量を競っていました。主にアメリカで人気を得ていましたが、1920年代の禁酒法時代から生産量・蒸留所数の縮小を辿り、スコッチやアメリカンに市場を奪われていくこととなります。1970年代以降は、蒸留所の統廃合が進み、蒸留所が少なくなるものの、各蒸留所で様々なブランドを扱うこととなります。
現在では、ポットスチルで3回蒸留することにより穏やかな味わいを生み出す「ポットスチルウイスキー」が人気となり、世界5大ウイスキーとして世界の市場で販売されています。
ジェムソンとは
ジェムソンは、1780年のボウ・ストリート蒸留所で生まれました。その後、1805年には生産量世界一の地位を得ることとなりましたが、アイルランド独立戦争、禁酒法の影響を受け衰退。世界市場から追い出されることとなります。1966年にコーク・ディスティラリーズ・カンパニーと合併、1975年には新ミドルトン蒸留所で製造が始まり、アイリッシュウイスキーとしてNo1の地位を博していきます。
テイスティング
香り
マイルドな洋ナシ、ミルクチョコレートの香り、ハーバル感。はっきりとした香りではなく、少しぼやけた感じ
味
嫌なアルコール感はほとんどなく、なめらかな麦の優しい甘みを感じる。ポットスチルウイスキー由来の、少しオイリーな感じが特徴的。
フィニッシュはほのかな洋ナシが香るが、長くは続かない。
ストレートでもすいすい飲めてしまうのが危険であり、魅力的。
ハイボールにすると、爽やかさが引き立ち、白州ハイボールを思わせます。
まとめ
ジェムソン スタンダードは安価ながらも、アイリッシュウイスキーの特徴である「なめらかさ・飲みやすさ」を味わえるウイスキーとなっています。
特に、ハイボールにすると爽やかな風味が広がり、抜群に飲みやすくなるのが特徴です。
スコッチウイスキーにはない、「爽やかさ」「なめらかさ」を求めるなら、「ジェムソン スタンダード」がおすすめですね!
※スタンダードとは異なるコクが特徴的な、「ジェムソン カスクメイツ」もおすすめです
評価
香り
煙臭さ
甘さ
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