どうも、いもらいです。そろそろ夏休みが始まり、旅行のシーズンとなりますね。私が旅行先で気にするのは…
「蒸溜所があるのかどうか」
ウイスキーを製造している蒸溜所の中には、観光客用に見学できるところもあります。ウイスキーをさらに知るために、蒸溜所見学は是非とも行っていただきたいと思っています。今回は、蒸溜所の見学についてまとめてみました。
日本国内で見学可能なウイスキー蒸溜所
見学可能な蒸溜所の一部を紹介します。
・余市蒸溜所(北海道余市市)
・宮城峡蒸溜所(宮城県仙台市)
・信州マルス蒸溜所 (長野県上伊那郡宮田村)
・白州蒸溜所( 山梨県北杜市 )
・キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所( 静岡県御殿場市 )
・山崎蒸溜所( 大阪府三島郡 )
大手の企業以外に、最近は新しい蒸溜所も建設されておりますので、さらに増えているかもしれません。
蒸溜所見学は、必ず予約をしよう
蒸溜所見学をする前に、必ずホームページはチェックしておきましょう。なぜなら、蒸溜所見学には予約が必要なところが多いからです。
山崎蒸溜所や白州蒸溜所は、予約が取れにくいため、日程が決まり次第すぐに予約しましょう。
見学の種類
蒸溜所によって異なりますが、見学ツアーには無料のものと、有料のものがあります。無料で見学は出来るが、施設の一部のみであったり、ショップしか見れなかったりと、見学内容は事前にチェックしましょう。オススメなのは、蒸溜所全体を回り、製造過程を見ることですね。蒸溜所によって、個性が異なるので、比較すると面白いですね。
蒸溜所見学の前に見ておくこと
ホームページで予約もしたし、入場!…の前にもう1つ見て欲しいところがあります。
それは、蒸溜所周辺の環境です。ウイスキー造りに欠かせないのは、水と周りの風土です。水は、仕込から使われ、ウイスキーの味を決めていきます。ウイスキーは、長年も同じ場所で熟成していきます。熟成の際、樽は空気を取り込み、吐き出す…まさしく呼吸を行っているのです。どんな環境で呼吸するかによっても、ウイスキーの風味は全く異なります。
蒸溜所周りの環境
白州蒸溜所
白州蒸溜所は、世界でも珍しい森の中に作られた蒸溜所です。鳥のさえずり、澄み渡る空気の中で熟成することによって、白州のスッキリとした味わいに繋がっでいるのです。

山崎蒸溜所
白州とは異なり、線路沿いに建てられている蒸溜所です。最寄駅の山崎駅は、大阪駅にも京都駅にも近い立地で、日本でウイスキーが飲まれるよう流通を重視したことが見られますね。また、蒸溜所の背部には天王山があり、自然も感じられますね。

キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所
富士御殿場蒸溜所では、何より富士山の近さが目立ちますね。富士山から湧く水を仕込水とし、涼やかな風土は、富士山麓のフルーティな風味を作っているのでしょう。

蒸溜所見学では、五感をフル活用しよう!
蒸溜所見学で必要なことは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感を全て研ぎ澄ますことですね。
視覚
初めて蒸溜所に行くと見たことのない機械や容器をたくさん見ることになるでしょう。巨大な醗酵槽や、銅製のポットスチルは圧巻されますね。また、見学内容によっては熟成中のウイスキーが入った樽を見せてくれます。いくつも並ぶ樽は、現実離れした風景に見えること間違いなしです。

聴覚
蒸溜所見学で聞いてほしいのは、蒸溜所周辺の環境音ですね。白州蒸溜所では、鳥のさえずり。山崎蒸溜所では、電車の音など、環境を現していますね。また、英語など日本語以外の聞こえてくるでしょう。
蒸溜所は、日本の観光スポットとして、海外に人気です。ジャパニーズウイスキーがいかに注目されているのか分かりますね。
嗅覚
蒸溜所の扉を開けると、ほんのりアルコールと樽のウッディな香りを感じることでしょう。お酒が好きでない人にとっては、あまりいい香りに感じないと思いますが、非日常を味わえます。
また、製造過程を見学する際は、醗酵・蒸留・熟成の段階で異なってくる香りの違いを感じるのも面白いですね。
味覚
蒸溜所見学に欠かせないのが試飲です。大体、ストレートで1杯〜3杯ほど出されます。普段、ストレートを飲まない方も口の中でウイスキーを転がしてみて、複雑な風味を感じることをオススメします。試飲は見学後に行われますので、製造過程を振り返り、1杯が作られるまでの時間を感じると、ウイスキーファンの扉を開けることになるでしょう(笑)

また、見学ができなくても有料試飲があります。市場には出回っていないレアなウイスキーや、蒸溜所限定のウイスキーを安価で提供しているため、おすすめです。
触覚
蒸溜所見学では、実際にポットスチルや樽を触ることができます。蒸溜所によっては、様々な種類の樽を使っていますので、比べると発見があります。
まとめ
今回は蒸溜所見学についてまとめてみました。蒸溜所見学をすることで、ウイスキー初心者はウイスキーに興味を持ち、ウイスキー好きはさらに知識が増えていきます。この夏に是非!
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